汐留で働くリーマンの視点

汐留で働くリーマンの日記です。

スーパーフライデーから考える企業の顧客

ソフトバンクが始めた、毎週金曜日に吉野家や31のアイスがもらえるキャンペーン。日本人の感覚としてはお店に行って、タダの商品のみを注文する人は多くないはず。店舗に実際に来店して、ついで買いをどのぐらい割合の人が行っているのかを知るための施策だと思われます。

 

先月の金曜日に新橋の吉野家の前を通ったのですが、行列がお店の外まで続いていました。 400円の前後の牛丼を手に入れるために、約1時間の行列を待つ人たち。彼らに対しては「なぜ?」という気持ちが湧いていました。 

 

なぜなら、この1時間働いて、1500〜2000円稼げば、吉野家の牛丼なら4.5杯は購入できる。しかしそのような合理的な行動は彼らは取ることはないからです。

 

しかし電車に乗りながら考えている間に気付いたのです。ソフトバンクのユーザーとは目先の利益に惑わされ、合理性を重要視しないような人たちをターゲットにしているのではないかと。そんなやや情弱寄りの人たち相手に、ソフトバンクはビジネスをしているのだと。 (私はMVNOユーザーです。)

 

たった1つのマーケティング施策からではありますが、ある企業のターゲットとする、ユーザー像が浮かび上がることになりました。

 

最近マクドナルドは無料でコーヒーをプレゼントする施策を打ち始めましたが、どのような顧客層が来店してくるか観察したいと思います。